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将棋界が衰退する理由【前編】(一部生成AIによる加筆・修正あり)

  • 講師
  • 15 時間前
  • 読了時間: 2分

ここ数年、将棋のような勝ち負けのあるゼロサムゲームの世界がなぜ衰退しやすいのかについて考えていました。

自分の中で一応結論のようなものが出たのでここに記したいと思います。


まず大前提としてゼロサムゲームの多くは競技者がどれだけ努力しようともその結果によって経済的な余剰(付加価値)が生み出されるわけではなく、競技者間で資源(スポンサーのお金)を奪い合うという構造になっています。

つまり競技者の努力によってパイの総量(※)が増えることは基本的にないのです。

※ここでは「パイの総量を増やす」=「将棋の普及による収益化、スポンサー等による資本の流入」を指します。


競技者にとってはパイの総量を増やすため普及に力を入れるより目の前の勝負に勝つことに労力と時間を費やす方が効率がいいのです。

そしてそれはマクロな視点でとらえたときに過当競争な状態となり業界を衰退させていくことになります。


例えば現在過剰な競争倍率になっている奨励会三段リーグでは昇段枠を増やすような活動(会社における団体交渉のようなもの)は行われていません。

記録係の処遇改善を求める活動も奨励会員自身やその保護者などよって行われることはあまりありません。


上記は奨励会員全員にとってメリットがあるがそこに個人が全体に奉仕するために労力を費やすくらいなら四段に上がる事に労力を使って研究に打ち込む方が当の本人にとって効率がいいからです。


競争市場では競争自体が存在できることの前提となっている「場」そのものを評価しません。


これは社会インフラに必要なエッセンシャルワーカーほど給料が低い傾向があるのと同じ理由なのですがそこで生み出された余剰を消費することで社会が回っていることと似ています。



労力や時間はそれを全体のために使うことより個人のため(目先の勝利)に使うことの方のインセンティブが高い状態にあるのが競技者(プロ棋士)が衰退を止められない構造的な理由です。


後編へつづく・・・

 
 
 

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