経世済民。
経済活動が上手くいっているどうかは現代の消費社会の幸福度を語る上で重要らしい。
だから経済のニュースが流れない日はないし、GDPや消費者物価指数といった共通の物差しで測られた数値として表現されます。
ですが、楽しい時間は毎日何時間あるか?趣味は何個あるか?1日にどれくらい笑うか?といった金額に換算できず客観的に評価しにくいものの価値を議論されることは少ないです。
世界経済の先行きが懸念されていますが、私は衣・食・住に関する生活に本当に必要なサービスさえ守られていれば人間が本当に困ることはないと思います。
サービスについて考えるため思考実験をしてみました。
日本の全国民が1週間でいつもより平均3万円分多く何かを消費したとします。
贅沢品の消費でも日用品の買い溜めでも何でもいいです。
一時的とはいえ、色んな物やサービスが不足するでしょう。
さらに長く続けたらインフレにもなり得ます。
市場に流通する通貨が増えようが、商品を生産できるのは人や物の物理的な資源あってこそです。
大富豪が何十億円寄付したって実際に動くのは何千人もの「人」なわけです。
世の中を動かしてる本質的なものに対する認識を間違わなければいいし、そういう意味で景気指数とか気にしてもあまり意味がない気がします。
嗜好品が好きな人は買えばいいけど、こんなに豊かになったこの世界でこれ以上一体何買うんだろ?って経済のニュース見ててよく思ってました。
この状況下、皆少し休んだらいいんじゃないかと思ったりもします。
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