学生名人戦でソフト指しの不正が行われたというニュースが流れてきました。
今後のアマ大会のレギュレーションに影響を与えうるマイナスなニュースですが、このような行為に走った本人については私個人としてはかわいそうだなと思ってしまいます。
勝負の世界だから仕方のないことなのかもしれませんが、結果至上主義の歪んだ価値観や結果だけしか評価軸のない環境がそうさせるのだと思います。
自分がもし今ほど強いソフトの存在しない20年くらい前に戻ってその時からみた未来である今のソフトと1度だけ対局できる機会が学生名人戦であったとしたら…もしかしたらソフトとの対局を望んだかもしれない、などと空想してしまいました。
今回不正を行った人を擁護するわけではないのですが、時代が違えば価値基準が変わっていたのではないかと思ったりもするわけです。
不正はよくないけれど、そこまでして勝ちたかった本人の気持ちや将棋が好きだから故にやってしまったのだろうなという事を考えると複雑な気持ちになりますね。
ネットやSNSでは重罪だなどと叩かれていますが、どうか彼を許してあげてください。
と、いい人ぶって書いてみます。
ソフト指しの犠牲になった人には気の毒ですが…。
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