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人生も将棋も長手数先まで読む意味はない話

  • 講師
  • 2019年11月19日
  • 読了時間: 2分

老後2000万円問題が最近話題になってましたが、騒いでもあまり意味のないことだと思います。


老後に2000万円必要であろうがなかろうが現状が変わるわけではないし、若い人ほどまだ先の話。

それまで自分が生きてるかどうかだってわからないのに現実味がないですね。


そもそも人生って老後のためにあるんでしょうか?


政府としては確定拠出年金、idecoといった優遇税制を貯金好きな国民に積極的に活用してもらうために敢えて不安を煽った恰好ですが、一部分だけ切り取られて炎上してるのは残念です。


貯蓄の何が悪いのかというと、結論から言えばデフレになることです。

ミクロな視点で見れば先行き不安な一個人にとって貯蓄は好手となり得ますが、マクロな視点で見れば社会全体にお金が回らず景気が後退し悪手となってしまいます(合成の誤謬)。


使わないお金は今必要としている人に回せば社会全体が効率化するにもかかわらず…です。


ただ、投資で増える(もちろん減ることもある)お金の本質は単なる"数字"でしかないのに対して労働力は有限の資源であることを忘れてはいけません。

特に働ける若い人はこれから益々貴重な存在になっていくし、合理的でない仕事は極力なくしていかなければならないと思います。




若い人ほど老後の重要性は現時点で低いです。


よくプロは30手先まで読むといいますが、それは持ち時間の長い対局だから可能な話であって現実的には目先の5手先とかの方がずっと重要でそれで十分なことが多いです。

アマチュアの場合なら第一感の手が浮かぶかどうかで勝負がつくこともざらにあります。


読みは量より圧倒的に質が大事。

できるだけ形で覚えて第一感を磨く方が応用力があって実用的です。


 
 
 

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