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会館最終日とR選手権北陸予選

9日の日曜日は最後の会館日でした。


大会のイベントもあってかとても賑やかでした。

例によってカードゲームXENOの普及を行う。今回は新たに4人程開拓。

新規プレーヤーを開拓するたびに毎回同じ説明を繰り広げるのはやや手間ではありますが、ゲームのルール上将棋の普及より遥かに容易である点がこのカードゲームの最大の利点です。

将棋と比較したら普及の難易度は1000分の1とか多分そんなレベルです。


絵柄が綺麗なので目の保養にもなる代物。


その日の最後に桶屋名人と10秒将棋で対局しました。

角換わりの将棋でした。

この戦型においてこれまで私は持ち駒の角の自由度を重視しており、相手に位を取らせて自陣角を打たせるというスタンスでした。

某国のように自分は角を放棄しない保守的な姿勢でしたが、ここ最近角換わりでの分の悪さからその感覚を修正する必要があることにようやく気づかされました。


会館はそこに行って誰かと話をするだけで居心地のいい場所だったので少なからず寂しさはありますが、割と淡々とした雰囲気で皆さん片づけ等されていたので少し安堵しました。

名誉ある撤退というべきか、今の時代や顧客のニーズに合わせて色々試行錯誤された結果だったのではないかと思います。



さて、日は変わって11日はレーティング北陸予選。

R2000点以上は全国大会の招待枠があるので私にとっては四日市までの交通費と宿泊費のかかった実質賞金大会。

下世話な話3万円相当ですが、私の休日1日の経済的価値は3万円分もないため今年も北陸予選の参加を決意。


正直に書いておくと私にとって大会に出ることの一番の苦痛は投了級の局面で延々と考慮されることにあります。

この時間の生産性のなさが尋常ではないわけです。

棋力差があるほどこの事象に遭遇する確率が必然的に高くなります。

個人レッスンなら時間が勿体ないので問答無用でドクターストップを発動し、強制終了するのですが本番ではそうもいきません。


1回戦は道場でよく見かける小学生。形の綺麗な将棋に驚きました。終盤は憂慮していた時間になってしまいましたが、感想戦では投げ場が大事とアドバイス。


2回戦は永尾さん。投げっぷりのよさに感心させられて爽やかに感想戦。


3回戦は細川さん。終盤で読み抜けがあり踏み込んだ後に詰まなくて焦りましたが読み筋とは別の手順での詰みを発見し結果オーライ。


4回戦は見かけない小学生。石川の子だと局後に知りましたが、彼がそれまでに3戦全勝した相手をみるとただの子供でないことはわかりました。

序盤の立ち上がりから隙のない駒組を見て思わず興奮。活きのいいなかなかの獲物だと。

中盤までほぼノータイムで指して与えたプレッシャーが効いたのか作戦勝ちに。


対局前に自信ありげだった若い子が盤面に苦慮してる姿を見るのが何とも気持ちよく、自分の性格の悪さを改めて実感した次第でした。

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