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対局の価値

  • 講師
  • 2019年10月1日
  • 読了時間: 2分

先日、会館で近代史について触れた折に名人がゲバラという人物について話していたので自分でも調べてみました。


ゲバラはアルゼンチン出身の革命家です。

1950年代のキューバ革命で当時の政権を倒して大地主に支配されていた貧しい農民へ土地を分け与えるなどして経済的に平等な社会を作ろうとした人です。

革命後、キューバがソ連と接近して起きたのがキューバ危機です。


人の考え方、思想をひっくるめてよく「イデオロギー」と言うことがありますが最近までこの言葉の意味がよくわかりませんでした。

でも歴史を少し知ってやっと直感的にわかるようになりました。


今の日本はアメリカの同盟国なので歴史についても西洋・アメリカ視点で説明されることが多いですが価値観は時代と場所によって変化し、見方によって正義と悪のどちらにでもなり得るものだと思いました。


さて、今度の日曜日は小松市で北陸最大の大会があります。

何と言っても賞金、賞品が豪華です。


私は賞金、賞品が出ることそのものが嬉しいのは確かなのですが、それらが懸っているからこそ味わえる高揚する対局ができることが一番嬉しいです。



昨年、福井の強豪が終盤でパニックになって香車を裏返して打ってきたことが記憶に新しいです。

あの時は反則指摘の強制終了か続行の2択で悩みました。

両者残り20秒ほどの中、どちらを選ぶべきか高速で頭が回転しました。


私の下した判断は続行。結局時間で逃げ切りました。


続行した最大の理由は相手が自分と波長の合う相手だったから結果より対局そのものを優先したことによるものです。

自分にとっての対局の価値はその時の状況や相手によっても変わるものです。

 
 
 

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