ピアノに関するネタが尽きてきたのでそろそろブログの更新が滞りつつあります。その点将棋は指すのも書くのも気楽なものだと実感。
さて、今回は表題について少し書きたいと思います。将棋とピアノというより、局と曲と言ったほうが正確かもしれません。
将棋の初手は30通りあり、2手目も同じなので2手目の局面の組み合わせは30×30で900通り。
手数が進む度にその掛け算で起こりうる局面が広がるわけですが、これは作曲においても同じです。
将棋とは桁が違いますが、仮に1オクターブ12半音階(白鍵、黒鍵)とした場合、、四分音符のみで構成された4/4拍子の1小節で取りうる組み合わせは12の4乗で約2万通りとなります。
局も曲もそれらの組み合わせのうちの1つを見つける作業です。
以前音大の講義を聴きに行ったときに先生が「作曲は発明ではなく発見だ」と言ってたのが印象に残っています。
創るものではなくそこに在るものという意味で数学に近い。気づくか気づかないかの違い。私は将棋をどこか勝負事だと思わなくなってからより楽しく、楽になれました。
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